7月14日のニース市での花火大会には市警察と国家警察とが共同の準備会議を事前に数度開催しているが、ニース市長を名乗るニース前市長クリスチャン・エストロジィPACA(パッカ)プロヴァンス・アルプス・コートダジュール地方議会議長は重要な立場にありながら一度もこれに出席していなかったと報道されてもいる。
24日に「日曜新聞」(JDD)がニース市の監視カメラ担当責任者であるサンドラ・ベルタンさんにインタビューした件が問題になっていて、これがニース市長をメディアが装うクリスチャン・エストロジィ氏がサルコジ「共和党」(LC)の側近中の側近であることと大きな関係がある。ニース大殺戮テロの市と国とでの責任を巡り、メディアで大騒ぎとなっている。一方エストロジィ氏は、サンドラ・ベルタンさんの発言を支持表明した。オランド大統領は、ニース市84人大型トラック殺戮事件では、その当初から部分的な不透明性な事実を大きく掻き立て国民の感情に取り入る政治的発言に注意を喚起していて、事件の真実の糾明と透明性を求めていた。(文字数⇨965)(投稿パリ時間⇨2016/07/25午前04時43分 / 日本時間⇨2016/07/25午前11時43分)
【参考記事】
http://www.lepoint.fr/politique/plainte-de-cazeneuve-la-policiere-repond-au-ministre-24-07-2016-2056677_20.php
http://www.lexpress.fr/actualite/societe/attentat-de-nice-le-bras-de-fer-entre-cazeneuve-et-une-policiere-en-cinq-actes_1815397.html
http://www.europe1.fr/politique/estrosi-rejette-les-accusations-scandaleuses-dinstrumentalisation-de-cazeneuve-2806942