2016年8月9日火曜日

フランスのテレビ報道を見て、天皇も人間になりたい

フランスは、8日の夜のニュースで「天皇の生前退位」が報道されていました。これを聞いていて人間的でいいと思ったのです。ついでに、「天皇敗位」を宣言されたら素晴らしいと思えたのですが、実はこの天皇自らが「天皇の生前退位」を話すこと自体が、「天皇敗位」の意味に繋がっているようなところがあるわけです。英国のエリザベスも、女王なんかになりたかったわけではなく、叔父が自由な結婚を望み王位を捨てたので、しょうがなくなったのでしょう。フランスの男性直系のサリカ法は王様にみんななりたい時代の法律であった。フランスは、革命で王位は廃止されている。現代の民主主義の社会に「王」とか「天皇」という存在は、それは独裁者や神人を認めるようなものだろうと写って、フランスでは嫌われているのだと思います。民主主義の正常なところから考えてあげられれば、また、古い時代の法律や習慣で縛るのではなければ、「天皇敗位」も許してあげられると思うのです。ですから、「天皇の生前退位」宣言というのは、「天皇敗位」の意味に繋がっているという事が大事なのだと思うのです。当然、様々な巻き返し勢力の動きがあるでしょう。そこを見たいと思います。