2016年9月9日金曜日

シャモニーのモンブラン山塊を展望するテレ・キャビンから33人が無事救助

(パリ=飛田正夫 日本時間;19:59:44)8日16時ごろ、シャモニーでモンブラン山塊を展望する5093メートルに渡るテレ・キャビンが技術的な故障の為に停止せざる得なくなり、3500メートル程の高所で110人が閉じ込められるという事件が起こった。暗くなる前に18時30分から4台のヘリコプターでの救助が開始され21時までなされ、77人が救助されている。残った33人の乗客が空中で夜を明かすことになったが、8日朝8時前に救助された。救助された乗客は、寒かったが食料も毛布もあって、山のガイドが元気づけてくれたと話している。イタリア側とフランス側との中間で夜を明かし、9日朝8時前に無事に通常の運行で救助された。技術的な故障が起こり修理ができなかった。
イタリア側ノクールメイヨーとフランス側のシャモニーから乗降できる。建設は1957年にイタリア人技師によって建設された。テレ・キャビンには有線電話が取り付けてなく地上との連絡は1台あった携帯電話によってなされたが、高い所で電波が通じにくいこともあった。