2016年9月25日日曜日

ガボンのボンゴ大統領再選承認で 投票結果数の変更は「違法」

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎25/‎09/‎2016-05:35:03)24日、ガボンの大統領選挙は接戦の末に両者の暴動となって決裂していたが、ガボン憲法評議会は投票結果数の変更をしながらアリ・ボンゴの大統領再選を承認した。対抗候補のジャン・ピング氏は「これは違法である」「自分は退かない」と絶対反対の立場をジャーナリストを前に宣言した。FRANCE24.comなどが報道した。ガボン憲法評議会は、8月27日の大統領選挙投票はボンゴが49,80%を獲得し、対候補者のジャン・ピングは48,23%という僅差だったのが、ボンゴが50,66%、ピングが47,24%を獲得したと発表して、大幅に9月23日から24日にかけて変更した模様。


ピング氏は「ガボンの市民の選択を尊厳するように」と言っている。ガボンの大統領選挙の違法を抗議する動きはフランスなど海外に波及して抗議運動が起こっている。ボンゴの父親オマール・ボンゴが41年間の独裁の後に死亡し、その席にアリ・ボンゴが居座った後の選挙で選挙が誤魔化されているガボン人たちは感じているからだ。27日ボンゴは暴動になるのを心配し外に出ないように支持者に話している。

ガボンはフランスの旧植民地でフランスの大統領でガボンの政権と親しくしないのはオランド大統領ぐらいである。この国の豊富な森林資源や石油、マンガンなどの鉱物資源に魅了された政治家は多く、ガボンの民主主義と発展を考えている政治家は少ない。
【参考記事】
http://www.france24.com/fr/20160924-jean-ping-cour-constitutionnelle-a-retire-peuple-gabonais-le-droit-choisir