2016年9月6日火曜日

ロンドン郊外で ポーランド人が標的に 外国人嫌いグループの犯行

ロンドン北部に隣接するニュータウンのハーロウで3日から4日にかけて2人の30代のポーランド人が5,6人のグループに頭部や鼻に危害を加えられた。これを機に、その数時間後に青年グループに殺害されていた2人のアレックさんとジョズウィックさんを追悼する集会が開催された。英国では外国人嫌いの集会が欧州離脱を決めた国民投票以来急増していた。警察は怨念による犯罪だとみているが、アレックさんとジョズウィックさんの殺人事件とは直接の関係は無いとしている。3日、かってファシスト的極右派系ポピュリストと揶揄された英国外務大臣ボリス・ジョンソンはワルシャワを訪問しポーランドのヴィトルト・ヤン・ヴァシチコフスキ外務大臣と会談した。その折にヴァシチコフスキ外務大臣からのポーランド人への人種的な迫害を取り締まるように最近の敵意の増加を鑑みた要請があった。英国外務大臣はこれに対し、全く我々はポーランドに同意するとして、外国人嫌いのプラスは英国社会には無いと発言した。


4日にはフランスのパリで、アジア人が標的にされるとして人種差別的犯罪に抗議した大集会があった。経済的にまた難民受け入れなどから欧州でのこの手の人種差別的怨念や外国人嫌いから、迫害的行為が頻発化すると思われる。