2016年9月22日木曜日

サルコジは「ガボンの事が話したければ、家に帰れ」と難民学生に喧嘩腰

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎22/‎09/‎2016-13:18:48)ガボンの独裁者アリ・ボンゴの友人のサルコジ前大統領は21日フランス北部のカレ市訪問のあと近くのマルク=アン=バルール(Marcq-en-Baroeul)市を訪問した。この観客がいる会場で、リール市難民団体関係のボンゴに反対する学生等から、2009年のガボン大統領選挙でボンゴを支援したサルコジが批判された。「サルコジはボンゴを連れてくるように」と大きな声で、厳しく抗議された。これに応戦したサルコジは、「ここはフランスだ、ガボンではない。ガボンの事が話したいというのなら、ガボンに帰れば!」と観客の野次の中で、彼等に答えている。彼等はその後場外にサルコの安全担当者達に排除された。
2016年の大統領選挙では、アリ・ボンゴは49,80%を獲得し、対候補者のジャン・ピングは48,23%という僅差だった。もっかこの両者の決選は終結して大統領は決まらないが、今から23日までに憲法審議会が決めることになっていると「africanews.com」では言っている。

ガボンを41年支配した独裁者オマール・ボンゴが死亡した直後に息子のアリ・ボンゴが権力を握って大統領に就任したことでサルコジがアリを援助したとして、批判されていた。旬の話題になっている、サルコジの誤った知悉な歴史観「フランス人、全員ガリヤ」が19日夕刻に話されたパリ東南部近郊バルド・オワズ県フラコンビル(Franconville )の会場でも、ボンゴに反対する若者集団にヤジられていた。

【参考記事】
http://fr.africanews.com/2016/09/21/francegabon-nicolas-sarkozy-prie-d-aller-chercher-ali-bongo/
http://fr.africanews.com/2016/09/21/francegabon-nicolas-sarkozy-prie-d-aller-chercher-ali-bongo/