2016年9月3日土曜日

COP21に中国と米国が批准、日本も今年中に世界温暖化制限へ

9月3日、中国は昨年12月12日にパリで決まった歴史的な世界温暖化制限合意(COP21)を批准した。オバマ大統領は杭州で開催中のG20会議の折に会見し、米国も中国に合流しCOP21批准を受け入れた。中国と米国の今回の決定で、COP21にまだ批准してないブラジル、カナダ、インドネシア、日本なども今年中には批准へ足並みをそろえると見られる。中国と米国の両国で世界の40パーセントの地球温暖化ガスの排出を規制できる。中国は現在70パーセントを石炭などの化石燃料に依存している。中国は世界のCO2の排出量の24から29パーセントを出していると言われている。
昨年のパリではこの世界温暖化制限合意(COP21)が施行されるには55カ国以上の批准国が必要で、かつそれらの国のCO2総量が世界の55パーセントを超えていることが必要とされていた。米国のCO2量は世界第2位で15パーセント、同様に欧州は10,6パーセント、インドが5,9パーセントとなっている。