2016年9月15日木曜日

《農薬とGMO種子の完全パック》販売 独化学産業が米モンサントー買収で

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎15/‎09/‎2016-08:43:41)ミツバチが死ぬことで有名なゴウショ(Gaucho)という殺虫剤製造のドイツ大手化学産業会社バイエル(Bayer)が、遺伝子組換え植物の種子生産で世界的なモンサント( Monsanto)社を660億ドル(8兆8500億円)で買収することが決まったと、9月14日に発表された。買収により膨れ上がったバイエル社は、《農薬とGMO種子の完全パック》が売られことになる。独占化が問題視されるとリベラション紙などは言っている。


90年代にベンツがクライスラーを買収したことがあったがこれは360億ドル程であった。今回は、ドイツ産業にとっても歴史的な大きな買収で、これにより世界最大の農薬会社とGMO製造会社になるが、それ以上に遺伝子組換え生物(GMO)に反対する運動が盛んなドイツで、なぜこのような反社会的な産業を平気で買収できたのかが不思議である。
《農薬とGMO種子の完全結合パック》がバイエル社の特別商品となって、ミツバチを殺しつづけ、人間を含めた生態系への悪影響が拡大されることが心配される。