2016年10月6日木曜日

世論調査はジュペが53%で当選 サルコジ犯罪の信憑性ある暴露が原因

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎06/‎10/‎2016-15:13:06)ハリス世論調査会社がフランス・テレビの為に行ったジュッペとサルコジの2017年の仏大統領選挙の「共和党」(LC)代表者を決める予選投票(プリメール)での人気調査では一番人気は39%でジュッペを支持し、サルコジは35%だった。この予選選挙(プリメール)の最終決選投票では、ジュペが53%を得て当選すると見ている。最近のサルコジに不都合な10に上る犯罪疑惑の信憑性が高まっている。暴露ニュースが漏れ出したことから「共和党」(LC)内部でも票がジュッペに移っているといわれる。6日に発表された調査結果によると第三番目人気はフランソワ・フィヨン元首相で12%、ブルノ・ル・メール元漁業大臣が8%、サルコジに嫌われているナタリー・コシウスコ・モリゼ(NKM)は3%、モー市長で前国民運動連合(UMP))議長のジャン・フランソワ・コッペは2%であった。

メールもモリゼもコッペもフィヨンも、内部事情を知っているせいなのかサルコジを支持しなくなった。サルコジのビグマリオン事件やパトリック・ビュィソン氏の近著で明かしたサルコジ犯罪の信憑性が高まっていて内部批判がサルコジを悩ませている。これを話さずに、多くのメディアは報道を控えてサルコジを支援しているようだが、国民は厳しく監視してこれを見ている。世論の眼はサルコジの演技に完全には騙されないだろう。


【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/politique/les-republicains/primaire-de-la-droite/primaire-a-droite-juppe-reprend-de-l-avance-sur-sarkozy-selon-un-sondage-harris-interactive-pour-france-televisions_1857671.html