2016年10月27日木曜日

カレの難民キャンプ火災はアフリカ人の習慣!


(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎27/‎10/‎2016-04:04:58)26日カレの難民キャンプが火炎を噴き上げて燃え上がった。これはアフリカ人の習慣で立ち去る場所に何も痕跡を残さないということだと26日昼のフランス国営放送テレビA2では報道している。8000人程の難民受け入れが実行されて2日目で既に5000人近くがフランス全土に振り分けられて移動している中での火災だった。中にはカレに居残ることを希望するものもあって持ち物を取に戻ろうとする姿もあったという。しかし消防隊が消火活動に入っていて危険なこともあり火災の中への接近が警察によって止められた。

一方、26日14時のカレ県知事の記者会見では、午前中だけで既に5000人がフランス全国へバスで移送される分別センターに集まってきていたと報告している。という事は多くのカレ難民が国の政策を受け入れたということだ。カレ周辺に逃げ去った数百人の難民は警察が検問のバーを上げるだけで、この場所に戻ってくることが可能だと考えているとしたら、それは今回、フランス政府が考えた全地方へのカレ難民分散政策というものが、一時的にフランス人の眼を欺く心理的な誤魔化しになってしまうのだと話した。

レのサンガット地区の退去は昔しサルコジ前大統領がやったが、結果的に難民キャンプは膨れ上がってしまった。それは一時的な見せかけの方策で終わっていたことを匂わせて語ったのである。