2016年10月7日金曜日

サルコジ陣営はパニック ジュッペの追撃の言葉

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎-)10日のフランス国営放送テレビA2の政治番組に招待された2017年の仏大統領選挙の「共和党」(LC)内の代表者を決める予選選挙(プリメール)出馬候補のアラン・ジュッペ現ボルドー市長(元首相)は、主要対抗候補のサルコジにたいすジュッペの人気が上がっていることで、サルコ陣営がパニック化していると思うと話した。アルザス地方でのサルコジの講演集会は上手くいかなかったみたいだというのだ。ジュッペが最近訪問したコルシカ島の人々は熱心に話を聞いてくれてよかったといっている。ジュッペはフランスへの愛がフランスの展望なのであって、サルコジのようにフランスの亀裂を指摘して更にヒビを入れ分断することは、フランスの多様性を尊厳してないのであり、それがフランスの豊さであることを知らない。そのことを自分はコルシカの人々と話したのだと言っている。ジュッペは更にコルシカ人はガリア人ではないとサルコジの誤りをここでも糾している。

サルコジは、移民・難民がフランス国籍を得たのならばその時からその人達の先祖はガリア人になると発言して顰蹙をかっていた。
サルコジはアフリカ人は歴史にまだ入ってないと馬鹿にしたことがあるが、そのサルコジは人類の起源がつまり欧米人の先祖がガリア人などではなくて、アフリカであったことを知らなかったのである。
サルコジのその人種差別の思想も相当にひどいものではあるが、フランス人の心の奥にある物語り的ガリア礼賛を唱えることで右派や極右派の選挙票を獲得しようとしている。その為に、移民やその末裔であるフランス人たちを馬鹿にし揶揄することなど平気なのである。
左派のプリメールは11月20日と27日となっている。