2016年11月26日土曜日

パリは12月1日に再度の同時多発テロが計画されていた

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎26/‎11/‎2016‎‎-15:37:41)24日昼にフランソワ・モラン(François Molins)仏共和国検事が記者会見した。マルセイユとストラスブルグで先週末に5人のモロッコ人フランス人、アフガニスタン人が検挙されたが、彼等はシリア・イラク地区からの遠隔操作(テレギデ)で動いていた。パリ圏での特にデズニーランドとパリ警視庁、内務省管轄の情報機関仏国内治安総局(DGSI)、パリのシャンゼリゼ大通りのマルシェ・ド・ノエルと呼ばれるクリスマス屋台市場、パリ20区のバーやメトロの駅、多くの宗教施設などを狙った同時多発テロを、12月1日に実行する計画をしていたことが発表された。これが未然に発覚されテロが防止されたといっている。家宅捜査では自動小銃やプストル、多くの弾薬が発見されている。フランスは現在は最高度のテロの脅威に晒されている状態だとも話している。


モラン仏共和国検事は尋問され異例の6日間に及ぶ拘置の後に25日夜に武器不法所持などの罪で起訴された。ヤッシンB(37歳)はストラスブルグの小学校で子供達のアニマトーとして雇用されていた。イッシャムM(37歳)は労役者として雇用されていた。 サミB(36歳)は仏-チュニジア人で食料品店で働いていた。仏-モロッコ人のザッカリア(35歳)がいる。イッシャムMとサミBとの二人はシリア・トルコ国境キプロス経由で、2015年3月に訪問しダエッシュ=イスラム主義国家テロリスト組織(IS)と接触しフランスでのテロを準備したとされている。

マルセイユで逮捕されたモロッコ人イッシャンE(46歳)は、ポルトガルからの通報で偽パスポートでヨーロッパを渡り歩き2015年にトルコ警察に逮捕されている。

【参考記事】
http://www.ledauphine.com/france-monde/2016/11/25/attentat-dejoue-a-paris-le-procureur-francois-molins-va-s-exprimer
http://www.francetvinfo.fr/monde/terrorisme-djihadistes/direct-attentat-dejoue-regardez-la-conference-de-presse-de-francois-molins-procureur-de-la-republique-de-paris_1938575.html
http://www.lejdd.fr/Societe/Attentat-dejoue-le-procureur-Molins-detaille-le-projet-des-cinq-terroristes-presumes-827329