2016年11月13日日曜日

仏特殊部隊突撃し 5000発の銃弾でテロ犯射殺のサンドニ事件から1年目

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎13/‎11/‎2016-10:28:48)サンドニのコルビヨン(Corbillon)通りのアパートを2015年11月18日にフランス特殊部隊が突撃し5000発の銃弾でテロ犯アブデルハミッド・アバウド(Abdelhamid Abaaoud)とその一味をここで射殺した事件からもうじき丁度1年目を迎える。その場所はサンドニの中心街の共和国通り( Rue de la République)にある中央郵便局の正面の通りコルビヨンを少し入った右側の最初の並びのアパートで、貧しい「難民」たちが住んでいた。彼等はこの朝4時20分の突撃できたみ着のままで居場所を追われ反対側にあるアパートなどに退居させられたが、いまだに身の回りの所持物を手にすることができないでいると報道されている。フランスの悪夢の始まりであった。パリのボルテール大通りでテロトリプル襲撃殺害がバタクラン・コンサート・ホールであったのは11月13日だったが、これで大騒ぎになるはずのサルコジ前大統領の右腕だったゲアン内相の2年禁固有罪判決のニュースは翌日報道から消えたのであった。
サンドニ襲撃は事実上のテロリストに対する闘いの報復戦を思わせるものがあった。この流れに多くのフランス人が大事な事件に眼を塞がれてきたのかもしれない。この政治のテロや移民・難民など心を痛める事件というのは市民の思考能力をひどく撃退させるものである。サンドニの当時の状況を写した映像が以下の記事で見れる。

【参考記事】
http://www.france24.com/fr/20161107-attentats-13-novembre-victimes-oubliees-an-apres-assaut-saint-denis-abaaoud-ei

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