2016年11月3日木曜日

モロッコでゴミ処理圧縮機で死んだ魚屋の青年を支持し 全土で民衆蔑視に抗議

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎03/‎11/‎2016-02:08:21)10月28日にモロッコ北部のリーフ地方のアルホセイマ(à Al-Hoceima)でゴミ処理圧縮機付きのトラックに巻き込まれて死亡した30歳代の魚商人ムーシン・ヒクリ(Mouhcine Fikri)青年の事件で市民たちは、民衆蔑視と人命尊厳を訴えて街頭で抗議集会を起こしている。それがモロッコ全土で問題になってきいる。既に予審判事は公文書偽造及び、過失致死の疑いで11人を法廷に呼び出すことにした。ムーシン・ヒクリ氏は魚市場でカジキマグロ500キロほどを仕入れ自分のトラックに載せて運ぶ途中で尋問されて、魚は没収されてゴミ処理電動圧縮機付きの車に投げ入れらたが、これを回収しようとして巻き込まれた青年は魚と一緒に粉砕され圧縮されて死亡したとされている。この事件はカジキマグロの商取引が解禁される数日前の事件であり。役所や衛生管理者・漁業関係者の監督が問題にもなっている事件である。


モロッコ市民はこの魚商人ムーシン・ヒクリ青年の死が、チュニジアで2010年12月17日に起こった野菜行商の青年モハメッド・ブウアジジ(Mohamed Bouazizi)氏が警察に荷車ごと商品を取り上げられた事件で、ブウアジジ青年が焼身自殺をはかったことを髣髴させるものだとして、今回の事件をそのジャスミン革命の端緒となった事件と、だぶらせて報道している。そのためにモロッコ政府の対応が慎重になっているとともに、国際社会への報道でも控えめな縮小化がなされているようだ。

【参考記事】
http://lematin.ma/journal/2016/le-juge-d-instruction-pres-la-cour-d-appel-ordonne-le-placement-de-8-personnes-en-detention-preventive/257249.html#sthash.nGKCpxLc.dpuf
http://lematin.ma/journal/2016/le-juge-d-instruction-pres-la-cour-d-appel-ordonne-le-placement-de-8-personnes-en-detention-preventive/257249.html
http://www.20minutes.fr/monde/1952687-20161101-maroc-11-personnes-presentees-juge-apres-mort-tragique-poissonnier
www.france24.com/fr/20161101-maroc-mort-vendeur-poissons-manifestations-roi-enquete-hoceima-fikri