2016年11月7日月曜日

英国最高裁判所には 国民投票の英欧州離脱(Brexit)を変えられない

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎07/‎11/‎2016-12:34:55)欧州離脱(Brexit)を英国最高裁判所が投票する権利があることを英国議会が合意したことが英国内の右派系保守勢力や、テリーザ・マイ(Theresa May)英政府内部でもこれに激しく批判が巻き起こっている。6月23日の国民投票で決めたことが民意であって、裁判所はこれに反旗を翻すものであって、許されない事だと批判している。5日、英国のリズ・トルス(Liz Truss)法務大臣は、司法の独立は国権の基礎でありこれを尊厳しなければならないと呼びかけた。マイ英首相はというと、この発言を持ち出した3人の裁判官は「人民の敵」で、なにも「わかってない」と宣言した。国内で司法界との対立状態になっている。マイ首相は欧州離脱(Brexit)の手続きを来年の3月末から開始すると述べている。メルケル独首相もジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長も英最高裁判所の決定はこの欧州離脱の予定に変更をもたらすことはないだろうと述べている。

【参考記事】
http://www.liberation.fr/planete/2016/11/03/brexit-ce-que-change-la-decision-de-la-haute-cour-de-justice_1525931
http://www.lesechos.fr/monde/europe/0211461451207-brexit-la-presse-britannique-se-dechaine-contre-la-haute-cour-de-justice-2040499.php
http://www.france24.com/fr/20161105-londres-gouvernement-britannique-theresa-may-defense-justice-juges-attaque-brexit