2016年12月27日火曜日

ナルミさんのブザンソンでの殺害を認め 犯人追跡に乗り出した日本メディア

(パリ=飛田正夫 日本時間‎27/‎12/‎2016;05:43.パリ26日22H43)FRANCETV地方版Franc-Conmtéのle 26/12/2016 à 18:06に報道されたことによると、日本人学生クロサキ・ナルミさん殺害でブザンソンへメディアが集結したと報道された。これはTV Asahi, Nippon News Network, Fuji Tv, NHK News Webなどの各社が日本の読者の為に4日から行方不明になっている若い女子学生のナルミさんの失踪の結末とおそらく殺害されたと見られる情報を提供することでフランス特派員らがブザンソンに移動してきたのだという。しかしながら23日のブザンソン地方のレジス・ミ(Régis Millet)司法調査部長の発表を、ブザンソン迄一早く移動して取材していたテレビ局があってその日本メディアの取材している様子が23日のフランス・テレビジョン3チャンネルによってしっかりと写されていた。

ここでの23日の昼前後だと思えるミレ調査部長の発言にナルミさんの殺害が確実であるという言葉があったのだが、この司法調査部長の発言はその後、このテレビ局を初め日本のメディアでは直ぐには発表されてなかったのではないか。日本のメディアではナルミさんが失踪して行方不明であるしていて、殺害されて死亡しているという発表を直ぐに報道しなかったのは死体が出ていないという理由からのメディアの判断からなのであろうが、しかしブザンソン地方のレジス・ミ(Régis Millet)司法調査部長はナルミさん殺害は確実だと23にの会見でいっていたのであって、日本での発表は何時の時点でこのナルミさん殺害を発表したのであろうか。そのことに注視して書いているのがブザンソンなどの地元メディアの微妙な書き方であると思える。

しかしながら、ミレ調査部長が殺害犯人の国籍や名前まで知っているとしながらもこれを明かしたがらず伏せているのは何故なのか?この疑問は日本のメディア陣の納得いかない部分でもあるのだと思う。殺害事件は12月4日だというから23日のレジス・ミレ司法調査部長のインタビュー会見までは20日近い時間があった。しかもミレ部長のメディアへの記者会見には、日本のあるテレビ局もブザンソンに来ていて、その23日にすでにフランス国境を犯人は超えている事を今朝に確認したとミレ調査部長自身がこの席で発表したのだから、そこに何かが隠されていると思えるのは当然だ。

犯人はフランス人でも日本人でもないとされていたが、新たにコンテ地方の大学の学生でもないことが新たに分かってきた。既にパリジィエン紙が犯人のサイトに侵入することに成功していたが、3チャンネル・Francetv(Publié le 26/12/2016 à 18:06)によると日本のメディアも犯人の使用していコミニカションサイトを調べていると書いている。

ナルミさんの通っていたインターナショナルスクール時代の友人や筑波大学の友人関係も調べる必要が出て来たようだ。3チャンネル・Francetvはこの事件で安全性のことでフランスへの旅行客が減ることを心配している。特に日本では有名なブザンソンのフランス語教育だが日本からの生徒が減ると予測している。

もっとも彼女が来ていたというブザンソンの夏期の語学クラスというのはフランスは何処でも正規の教師はヴァカンス中は留守であって、その期間はアルバイトの学生などが代わりに語学教師を代行していることが多いのが実情である。

語学学習には様々なメトードがあるが行き当たりばったりの教師に当たる確率は夏休みには多いのだと思われる。どういうことかというと語学を教えるということはフランス人ならばだれでもができるかというとそうではないということなのである。教える教師に個人差が多いのもこの方面の特徴だと思うが、今度の事件も比較的この夏休みに集まる学生寮というのも、一般学部の学生がこの期間は寮を出なければならなくなっていて、そこが外国語を習う学生で埋まっているという事情などとも関係しているとも考えられる。犯人はフランスと政治的に比較的関係している二重国籍者なのかもしれない。日本のメディアの糾明を期待したい。
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【参考記事】
http://france3-regions.francetvinfo.fr/franche-comte/doubs/grand-besancon/meurtre-etudiante-japonaise-medias-japonais-se-deplacent-besancon-1161935.html