2016年12月25日日曜日

ブザンソンで殺害された日本人クロサキさん 殺害の確認を司法調査官がテレビで会見

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎25/‎12/‎2016‎‎:13:16.GMT≪04:16≫)日本人クロサキ・ナルミさん(21歳)は、フランス東部のフランシュコンテ地方のブザンソンには7月に来ていて、語学センターで文学部へ入るための準備をしていたという。新学期の9月初旬からブザンソン大学のボーロワ・キャンパスにあるテオドール・ルソー寮に住んでいた。12月4日以来彼女の姿が見えなくなっていた。彼女の部屋には血痕も死体も見つからなかったが、彼女の部屋で特別な状況の中で死亡したと司法調査官は見つかった物質から彼女が殺害されたことを確認することが出来たとブザンソン地方のルジス・ミレ司法調査指令官は、23日にテレビで会見し話した。調査で犯人と見られる者を突き止めたが、残念なことにこの容疑者はフランス国境を既に出ていて逃げたと考えられる。別のヨーロッパもしくは別の大陸に逃げたようだとも話した。パリマッチなどによると容疑者はこの犯行を予期して高跳びして逃げることを考えていた不審があると、容疑者のサイト侵入に成功したパリジアン紙の報道を紹介して話している。

現在のところ仏警察はこの容疑者の国籍や名前を発表したがらないでいる。容疑者は同じフランシュコンテ地方の大学生で、彼が殺害犯行の証拠を隠したと調査官は話した。

その重要な確証となるのに監視ビデオの写真があって、ブザンソン周辺で多くの証拠が見つかっていて、最後に彼女はこの男性と彼女の部屋で過ごしたことがわかっているとメディアは報道している。以上のルジス・ミレ司法調査指令官のインタビューは日本のメディアが駆けつけて、23日に総てカメラ収録しているものであるとフランス3チャンネル(地方局)は言っている。
ブザンソン地方をカバーする「東部レパブリカン」新聞が、いちはやく23日のインターネット新聞(23/12/2016 à 11:12, à 09:04)にクロサキさんが殺害されたことを発表している。

12月4日以来、彼女の銀行口座は引き出しがなく完全に停止していて、携帯電話もつながらないでいる。12月4日に容疑者の男と夕食をしているのが監視カメラに写っている最後であった。二人は知り合ってから長いと見られ、食事のあとで彼女の部屋に戻ったらしい。隣人の幾人かはその夜に叫び声を聞いたと証言している。

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【参考記事】
http://france3-regions.francetvinfo.fr/franche-comte/doubs/grand-besancon/besancon/etudiante-japonaise-disparue-ete-tuee-police-1160621.html
http://www.parismatch.com/Actu/Faits-divers/Narumi-l-etudiante-japonaise-a-bien-ete-tuee-1150739
http://www.leparisien.fr/faits-divers/besancon-l-etudiante-japonaise-a-ete-tuee-selon-les-enqueteurs-23-12-2016-6489309.php