2016年12月20日火曜日

国連決議にロシアが初めて合意 国連人権監視団のアレッポ・シリア入りで

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎20/‎12/‎2016‎‎-06:36:20)これまでフランスが提案した国連の人権監視団100人程をシリアのアレッポに入れて人権違反を国連下で監視するという事には、自国だけでやるとこれを拒絶してロシアは6度目の拒否権を行使して反対していた。交渉の末にパリ時間で18日夜遅くにロシアは態度を翻した為に、19日のニューヨークでの国連安全保障会議では全員一致で、フランス案が承認された。国連監視員はシリアの独裁者アサド大統領のアレッポ攻撃から多くの死者が出ていて、現地アレッポに残された4万程の市民とアサドに反対するシリア反体制派蜂起自由軍1500人から5000人がいると国連では見ている。その救出を監視する。

現地は寒く、アサド軍の破壊攻撃で食料などの物資が数週間に渡って欠乏している。数日食べてない人が多く悲惨な状況だという。セシル・デュフロヨーロッパ・エコロジー・緑の党(EELV)前共同議長らが数日前に見るに見かねて現地入りしようと試みたが失敗している。ジャーナリストの死亡数は2016年度は一番多かったのがシリアで、危険な為に極度に少なくなっている。映像は一般市民から送られている。