（パリ＝飛田正夫 日本時間;21/12/2016－11:38:44）20日に12月19日のベルリンでのトラック群衆突撃事件の犯行声明がダエッシュ＝イスラム主義国家テロリスト組織（IS）から出されたと「ハフィントン・ポスト」（LE HUFFINGTON POST）などがパリ時間20/12/2016 20:31 に報道している。米国の指導する国際連合軍が空爆を展開するイラクやシリア地方でのIS空爆に参加するドイツを、IS兵士がベルリンでトラック突撃をしたのだと宣言している。ドイツ政府はこのISの犯行声明の真実性を認めていない。しかしテロ対策検事は標的の選択や事件の展開からイスラム原理主義者の攻撃を思わせるとしている。
ドイツのメルケル首相は今回のテロ襲撃がドイツが受けたこれまでで最大のものであるだけに慎重に対処している。
暴走したトラックは年末のキリスト教色の強いクリスマス市場に集まる観光客や買い物客12人を殺害し５０人程の負傷者をだした。その内の半数は重傷だ。
逮捕されていた容疑者の23歳のパキスタン人はトラックの運転手ではなさそうで証拠不十分で、20日夜には釈放されていた。ドイツにはシリアとイラクの聖戦主義者に会いに出かけている者が820人程いるという。警察は逃げているもう一人を探している。
【参考記事】
http://www.europe1.fr/international/allemagne-un-attentat-dampleur-precede-par-une-serie-dattaques-individuelles-2931575
http://www.huffingtonpost.fr/2016/12/20/le-groupe-jihadiste-etat-islamique-revendique-lattentat-sur-un-marche-de-noel-berlin/
http://www.lejdd.fr/International/Europe/Revendication-Ansbach-devient-le-premier-attentat-suicide-en-Allemagne-799294
http://www.huffingtonpost.fr/2016/12/20/avant-lattentat-de-berlin-lallemagne-deja-ciblee-de-nombreuse/
