2017年1月9日月曜日

独裁者アサドが仏ジャーナリストに返答 シリア、アレッポ市民の大量殺害は平和の代償

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎09/‎01/‎2017‎‎-16:37:24)シリアの親子二代に渡る独裁者アサド(Bachar el-Assad)は8日に多くのフランスのジャーナリストに応えて話した。シリア北東部アレッポ(Alep)での市民を含む大量犠牲者の続出は当然の平和の代償であったと語った。アサドは自分の国の半分が破壊されることを喜ばないのだとしながらも、歴史の中でどんな戦争も良い戦争などというのは無くて、総ての戦争は悪いのである。代価の無い戦争など聞いたことがないと、自分の行ったアレッポ市民の大量虐殺を正当化してみせている。Francetvinfoやtélévision LCPなどが報じている。

アレッポ(Alep)はシリア第二の都市で東部がイスラム国家テロリスト組織(IS)の支配下にあったが、12月22日に解放宣言をアサド政府軍がしている。2011年3月以来の戦いでは難民化して国外に逃れた数は数百万人もいる。死亡した数は31万に上った。化学兵器も使われた大殺戮であった。しかしシリアのアサド大統領は、アレッポで総ての戦いが完了したのではなくて、シリアからISが完全に排除された時に我々は勝利することになると話した。
【参考記事】
http://www.france24.com/fr/20170108-bachar-al-assad-victimes-bombardements-alep-prix-a-payer-guerre-syrie-terroristes