2017年2月2日木曜日

今夜20時50分A2で 英国「サンディ・テレグラム」録画放映 フィヨンと妻に痛撃の証言

(パリ=飛田正夫 ‎02/‎02/‎2017)フィヨン元首相の妻ペネロップ(Penelope Fillon)さんの架空雇用事件でフランス国営放送テレビA2の番組「特派員報道」で今日2日夜20時50分から2007年の英国のサンディ・テレグラム紙でのペネロップさんへのインタビュー録画が紹介される。ここではペネロップさんは「夫のアシスタントなどであったことはかって一度も無い。」「たとえなんであろうがその種の仕事はしたことがない」「彼の秘書をしたことはないのは勿論だ」と発言している。その為にフィヨン議員の国会アシスタントとして報酬を受けていた婦人ペネロップさんには架空雇用の公金横領罪を認める証拠の一つになって、フィヨン夫妻に都合の悪い報道となるために全部は報道されないかもしれない。ペネロップさんへのこのインタビュー当時はフィヨンがサルコジ仏大統領の首相に就任した当時であった。ルモンド紙によるとこのインタビューは45分あって「ルモンド」は放映しないでフランス国営放送テレビA2のエリズ・ルッセさんの番組「特派員報道」で㋁2日今夜報道されるのだという。これにより、ペネロップさんが1988年~1990年と1998年~2002年の間に夫フィヨン議員のアシスタントとして働いていなかったわけで、仕事をしていない者が国会からフィヨン議員のアシスタントとして報酬を受けていたことが可笑しいことだという疑問がますます深くなっているわけだ。フィヨンの妻ペネロップさんは国会議員のアシスタントとして、議員以上の多額の報酬を受けていたという週刊紙「カナール・アンシュネ」の暴露の真実性を、妻ペネロップ自身が証拠づけることになる。

パリジィエン紙は1日彼女の国会での労働契約書を調査者が見つけたと報道して、これでフィヨン側の防衛が強くなったことを指摘している。問題は、アシスタントとして何も仕事をしてないフィヨンの妻が議員よりも多額の給料を得ていたことである。
ブルターニュ地方の上院議員アラン・オーオーペ氏などはフィヨンに代わり例えばだがフランソワ・バロワン氏などに仏大統領選挙候補を代えるべきだという意見が次第に高まっている。
自分の都合に合わせ前言を簡単に引っ繰り返す政治家は勿論のこと失格である。フランス国営放送テレビA2の今夜の録画を見てみよう。


【参考記事】
http://www.lemonde.fr/affaire-penelope-fillon/article/2017/02/02/je-n-ai-jamais-ete-l-assistante-de-mon-mari-declarait-penelope-fillon-en-2007_5073081_5070021.html
http://www.leprogres.fr/france-monde/2017/02/01/penelope-fillon-ne-se-souvient-plus-avoir-signe-ses-contrats-de-travail
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/live/2017/02/02/en-direct-l-affaire-fillon-bouscule-la-campagne-presidentielle_5073164_4854003.html
http://www.lemonde.fr/affaire-penelope-fillon/article/2017/02/02/affaire-fillon-l-enquete-visant-penelope-fillon-etendue-aux-deux-enfants-aines-du-couple_5073476_5070021.html

http://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2017/02/01/les-affaires-fillon-pour-ceux-qui-n-ont-rien-suivi_5072939_4355770.html