2017年2月25日土曜日

仏共産党メランションと社会党の共闘会談か

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎25/‎02/‎2017-14:58:10)左派党のジャン・リュック・メランション候補と社会党のブノワ・アモン候補、及びエコロジーのヤニック・ジャド候補の左派を代表する3人が、極右派のマリーヌ・ル・ペン(FN)防衛で、26日か27日に共闘会談をすることになりそうだ。これまでメランションとアモンの共闘がささやかれていたがメランションは断ってきていた。フィヨン「共和党」(LR)候補やマリーヌ・ル・ペン極右派系国民戦線(FN)総裁の周辺で裁判沙汰が起こっていて、フランス国民の支持者離れが起きていた。これに拍車をかけるように中道サントラル派のフランソワ・バイルのモデム民主運動党議長が人気のある仏前経済相を務め社会党を出て行ったエマニュエル・マクロン氏と合流する発表が23日に出た。

この直後の世論調査会社で左派市民と右派市民が、マクロンとバイルの共闘を良い事だと評価している数が非常に多い事が世論調査会の結果でわかったからだ。この世論調査のことは既に昨日24日に書いた。急激な政治変化の中でメランションもアモンも共闘を考えたのだろう。ジャン・リュック・メランションは土曜日25日に支持母体である仏共産党(PC)議長のピエール・ロランと会い、日曜日に社会党のブノワ・アモン候補と会って話す。共闘会談になるかもしれない。
世論調査会社の発表では依然として極右派のマリーヌ・ル・ペンがトップを占め続けている。
アモンやメランションの提唱するフランス第六共和政の結成式が3月18日にバスチィーユ広場で開催されることが予定されている。

【参考記事】
http://www.bfmtv.com/politique/jean-luc-melenchon-propose-une-entrevue-ce-dimanche-ou-lundi-a-benoit-hamon-1109211.html
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/article/2017/02/24/benoit-hamon-pret-a-discuter-avec-jean-luc-melenchon_5084782_4854003.html
http://www.france24.com/fr/20170224-presidentielle-melenchon-pret-a-discuter-hamon-france-insoumise-ps