2017年4月7日金曜日

シリアの化学兵器使用を英仏と共に米ロも批判 しかしトロンプのプーチン批判は無し

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎07/‎04/‎2017‎‎-10:03:57)シリアが4日に化学兵器を使用したことで68人が死亡しその内の30人は子供であったことが、シリアの独裁者アサド大統領をトランプ米大統領が批判する引き金となったようだ。一週間前にはトランプはアサドの国外追放は先決問題ではないと発言していたが、6日にはトランプは態度を改めて英仏と共にアサドの虐殺行為を批判している。シリアを支援しているプーチン大統領も今回は化学兵器使用の証拠が多く上がっていることからアサドを批判することをして見せている。しかしロシアは具体的なアサドのシリア政府軍への制裁行為を打ち出していない。米国のトロンプも急にシリア政策の転換を打ち出しているが具体的なアサドへの武力制裁は無く、プーチン批判さえしていない。その為にフランスのジャーナリストの中にはプーチン大統領もトランプ大統領も何時また元の意見に翻るかと次の行動を見守っているというところがある。アサドの人権違反行為を厳しく当初から批判してきたのはフランソワ・オランド仏大統領であるが、これにはオバマも協力することが無かった為に理解されないまま現在のシリアの悲劇が起こってしまった。

そしてフランスのジャーナリストたちは、今後はトランプがシリアに制裁的態度をポーズだけでもして見せることになれば、プーチンは窮地に陥るだろうと見ている。ロシアは欧米社会との関係を絶つ気がないからだ。

プーチン大統領は、アサドの非人道的行為が既にシリアで31万人を殺害しシリア国民の500万人以上を難民化させてきた事実を否定できなくなっている。アサドの殺人行為を野放しにしてむしろそれを支援してきたことはフランスのサルコジ前大統領やオバマ米前大統領などにも責任があるわけだ。

神経系を麻痺させるサリンなどの猛毒科学兵器を使用する独裁者を支援し続けてきたことは隠すことができなくなっている。彼等はアサドの共犯者となることを恐れだしているようだ。

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