2017年4月8日土曜日

フィヨンの訴えるオランド仏大統領官邸に「キャビネ・ノワー」は裁判所が却下

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎08/‎04/‎2017-22:13:12)フィヨン仏大統領選挙候補はオランド仏大統領にキャビネ・ノワーがあってここで「共和党」(LR)のフィヨン候補への策謀が練られていて、一般では知られてない情報が週刊紙「カナール・アンシュネ」などに流されて自分を批判させているのだと裁判所に告訴していたが。これには何の証拠もなく裁判所は7日にフィヨンの訴えを退け却下した。あるジャーナリストの解説では架空雇用の公金横領罪で窮地に陥っているフィヨンの起訴事件は、これに対抗するためにフィヨンの言い出した「キャビネ・ノワー」は、人気挽回に効果があったと言っている。フランソワ・オランド仏大統領官邸にあるという批判は」「Bienvenue Place Beauvau」という本を根拠としてフィヨンがここにキャビネ・ノワーが書いてあると言っていいだしたものであった。しかしこれを書いたジャーナリストはフィヨンの読み間違いであってそんなことは書いてないと反論していた。

今回の裁判所の訴え却下でフィヨンの嘘が攻撃は最大の防御なりという彼の信条が暴かれた。フランス人全体では70%以上が大統領は第一に誠実で正直でなければならないと答えているが、フィヨンの支持層の第一に大統領に期待するものは自分たちの為に経済が良くなることで、誠実や正直であるという徳目ではないらしい。
【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/replay-radio/8h30-politique/accusation-de-cabinet-noir-francois-fillon-est-dans-une-derive-mortifere-pour-son-parti-selon-le-porte-parole-d-emmanuel-macron_2114737.html
http://www.lexpress.fr/actualite/politique/lr/francois-fillon-candidat-a-la-primaire-a-droite_1753544.html
http://www.20minutes.fr/politique/2046007-20170407-directeur-affaires-criminelles-graces-refute-accusations-cabinet-noir
https://www.google.fr/#tbs=qdr:d&q=cabinet+noir+fillon+justice+